日本全国から酒造経営者を招き、酒蔵に投資・経営支援できる日本酒ファンのスペシャリストたちが集う「和酒ラボ」。
8月は山口県『はつもみぢ』の代表、原田康宏氏をお招きし、暑い夏にぴったりの日本酒を振舞っていただきました。
日本の四季を意識した酒造りにこだわり、日本らしさ、そして山口県の風土が感じられる『はつもみぢ』の日本酒を堪能し、参加者の皆さんに楽しんでいただけたようです。
『武内酒造』蔵出し酒を楽しむ会
開催日時:8月22日(木)18:00~
参加者 16名
12代目蔵元:代表取締役 原田 康宏(はらだ やすひろ)氏
12代目蔵元 原田氏談
『はつもみぢ』は、山口県周南市、徳山駅近くの、比較的町中にある酒蔵です。
創業が1819年、文政2年ですので、205年目を迎えた酒蔵ではありますが、1985年昭和60年までの20年間は酒造りをやめておりました。
蔵の周辺のコンビナートを中心とした繁華街が昭和40~50年代に盛況となり、立地的にも環境的にも酒造りが非常に難しくなったからでした。
蔵の復活後は、小さなサイズで常にフレッシュな日本酒を提供しようと、四季醸造のスタイルに変更。
数は多くはないけれども、おいしい酒を造り、少しでも多くの方に日本の四季が感じられる日本酒を味わっていただきたいとの思いで、新生『はつもみぢ』として邁進してきました。
山口県産の原材料による酒造り
酒米から水に至るまで、正真正銘、厳選された山口県産を使用。
海に囲まれ山を仰ぎ、雄大な景色が広がる山口県の風土を生かし、おおらかな味わいの日本酒造りを目指します。
四季醸造
年1回の仕込みを通常とする酒造りから、1年を通した酒造りを行っています。
夏には夏の、四季それぞれの季節を映し出す日本酒。
蔵は365日稼働し続け、フレッシュな日本酒を皆さんにお届けしたいとの思いを込めて酒を造り続けています。
純米酒蔵へのこだわり
米と米麹のみで発酵させているため、米の旨味を存分に引き出すことができる純米酒に仕上がっています。
杜氏が日々丹念に発酵環境を見守り、酒造りの研鑽に励んでいます。