
会社とは社長の器で全てが決まる。
経営者自身の考え方や生き様が色濃く反映されるから、成功の方法は経営者の数だけあり再現性は低い。しかし、しくじった経験には一定の法則があるはずだから、我々は、社長の失敗から学ぶべきだ。社長の失敗は貴重な資産である。こんな考えでスタートした「社長のしくじりラボ」。
第1回目の講演内容をお伝えします。
起業→上場→資産は借金だけ
21歳でのバイク便事業で起業し、12年後の1999年、友人たちを出資者に募り「夢の街創造委員会」を設立。
日本で初めてインターネットによる宅配事業「出前館」を始めます。
ネット環境が整っていない時代に一人苦戦を強いられますが、街の小さな飲食店の親父さんたちに出資してもらい、1年間で2,800の加盟店を増やすことに成功。
紆余曲折を経て代表を後任に譲り、会社は上場。
ただし、度重なる資金調達で、創業者持株比率は減り上場による資産形成はできず。
その後、特別顧問として関わり、株価も順調に上昇。
しかし外資系ファンドとの対抗戦に敗れ、借金だけが残る。
まさに、ジェットコースター人生のスタートです。