次代に受継ぐ日本酒づくり!幻の酵母の復活劇は杜氏との二人三脚
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日本全国から酒造経営者を招き、酒蔵に投資・経営支援できる日本酒ファンのスペシャリストたちが集う「和酒ラボ」。今回は山口県『村重酒造』の村重雅崇社長をお招きし、講演と試飲を兼ねたイベントを開催しました。
会場は、六本木のバー「マイスコッチ」です。15名の参加者が『村重酒造』の日本酒を堪能しました。
日本酒文化を守る会「和酒ラボ」~山口県『村重酒造』
- 開催日時:8月29日(金)18:00~
- 参加者 15名
- 講師:代表取締役 村重 雅崇 氏
『村重酒造』公式サイトはこちら
講演内容
『村重酒造』は、酒どころ山口県岩国市、日本三名橋のひとつ「錦帯橋」から上流約5㎞の寒冷清涼な山あいの土地に位置する酒蔵です。
明治初期創業の名門・森乃井酒造株式会社を昭和26年に曽祖父が継承し、祖父が初代蔵元、現在は私で4代目になります。
承継当時、歴史ある古い蔵がたくさんあるなかで、村重酒造は新参者でした。
しかし新参者だからできたこともあったんです。
資金を潤沢に使い腕利きの杜氏さんを雇い、当時貴重な酒米の王様と言われた山田錦を兵庫県からわざわざ仕入れて使用した贅沢な日本酒造りをするという、既成概念にとらわれない新しい挑戦が功を奏していました。
昭和40~50年代には高い評価を得て多くの賞を受賞し、酒蔵の評価がグイグイ上がっていったと聞いています。